個人居酒屋の魅力
全国の居酒屋を巡るBS番組の人気や、ドラマ化もされた女子の一人呑み漫画などの影響もあって、最近、個人居酒屋に注目が集まっています。
このブームの面白い所は、チェーン展開している所では無く個人で切り盛りしている、どこの街にでもあるようなお店の良さを再確認したと言う人が増えたという点です。
また都市部だけではなくて、各地方のお店や料理、そこに集う人達の雰囲気の魅力などに気がついたという人も多いという事です。
これまで馴染みが無かったという人もこうしたブームをきっかけにして、ふらりと入ってみるのも面白いと思います。
美味しいお酒と美味しいものを頂ける個人居酒屋
個人居酒屋の魅力というと、店主のキャラクターはもちろん、お客やお店の雰囲気もあるのですが、出している料理やお酒の独自性というのも重要なポイントになります。
例えばチェーン店ですと、多くの料理は何処の店舗で食べてもある一定レベルの味になるようにしなくてはなりませんから、誰でも調理が出来る様な簡素化したレシピを作ったりセントラルキッチンの活用などを行ってマニュアル化や流通を考える必要があります。
流通量にしても全店舗で供給する事を考えて確保しなくてはなりませんので商品開発の足かせになっている場合もあります。
もちろんそうする事で品質の管理やコスト面などでメリットも産まれているのですが、一方の個人経営の居酒屋ではチェーン店が持てない小回りを活かして特色を出している所も多くあります。
例えば市場に出向いて、その日その日で良さそうなものをチョイスしてメニューを決めたり、流通量が少ない地産の物や地酒を用意したりするのも、チェーン店よりも柔軟に行う事が出来ます。
もちろん料理方法にしても名物料理として、時間が掛かる手の込んだ物を用意したりしている所も珍しくはありません。
そうした点などが上手く魅力となっている所は、良いお店として評価することが出来るでしょう。
良いお店の入り方
初めての客としては、常連客が多そうなお店は入りにくいと思われている方も多いかも知れません。
しかし一見さんお断りというお店でないかぎり、初めてでも客は客です。
臆する必要はありません。
勇気を持って入ってみると初めて訪れたお店でも案外居心地が良かったりする場合もあります。
もちろん自分に合わないと思ったら早めに切り上げたら良いのです。
個人居酒屋には色々な特色がありますので、何軒か回っているうちに自分の居心地が良いお店を見つける事が出来るでしょうし、その違いを楽しみながら良いお店を探して渡り歩く事自体を楽しみにするのもお勧めです。